本編
なんか友達からアイマスクの新商品の試供をお願いされた。
微弱の電流が流れるので、目にもよく、温かくなるのでよく眠れるのだそうだ。
アンケートを書けば、お金もくれるらしいからお願いを受けることにした。
その日の夜、さっそくそのアイマスクを使う。
だけど、電流のピリピリが強いし、熱すぎる。
こんなんじゃ全然寝れない。
仕方ないから外して寝ることにした。
明日はテストがあるから、遅刻はできない。
アンケートは適当に書いておくことにする。
そんなことを考えていると、意外とぐっすりと眠れた。
そして、枕元のアラームの音が鳴る。
手探りでアラームを消す。
もう朝か。
そう思って目を開けたら真っ暗だった。
あれ?
まだ夜だったのかな?
一瞬、そう思ったが、そういえばアイマスクをしたんだった。
いや、びっくりしたよ、ホント。
終わり。
■解説
アイマスクは外しているはずである。
そして、アラームが鳴ったことから、朝になっているはずである。
では、なぜ、目を開けたら真っ暗だったのか。
それは語り部の目が見えなくなってしまったからである。