■本編
男の元にある招待状が届いた。
それはデスゲームに参加することができるというものだった。
男は最初、誰が好き好んでそんなものに参加するかと思い、その招待状を破り捨てようとした。
だが、内容をよく読むと、どうやら男は参加者に指示をする役割とのことだった。
男は思った。
間近で人が人を殺すところを見ることができると。
男はさっそく、参加すると返事を送った。
そして、デスゲーム当日。
館の一室で、モニター越しに参加者に対してデスゲームのルールを説明した。
「この館にいる人間が一人になるまで殺し合ってください」
終わり。
■解説
男は館内で指示を出している。
ということは、男自身もカウントされていることになる。
つまり、男も参加者であり、殺されてしまう可能性が高い。