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■本編
僕は中学に入ってから、孝兵、勝巳、義明の3人にずっとイジメられていた。
ある日、3人が僕を全裸にして土下座させた後、頭を踏んだ。
そこで僕の何かが切れた。
僕は近くにあったバッドで3人を殴り殺した。
その後のことはよく覚えていない。
気が付いたら、僕は施設に入れられていて、数年したら退院になった。
それから少し経って、僕の元に三島加奈という女の子が訪ねてきた。
どこかで聞いたことのあるような名前だが、顔を見ても全然思い出せない。
とりあえず、家に上げてお茶を飲みながら話を聞いた。
だけど、話の途中で僕の意識は途切れてしまった。
目を覚ますと、僕の目の前に孝兵、勝巳、義明の3人がいる。
殺したはずなのに、どうして?
逃げられない。
僕は永遠にこの3人にイジメられ続けることを悟った。
終わり。
■解説
三島加奈は孝兵の妹で、無罪になった語り部に復讐しに来た。
つまり、語り部は殺され、死んだ世界で、3人にイジメられ続けることになる。