本編
最近はAIの発達が目覚ましい。
まるで人間のようになんでも答えてくれる。
そして、人間よりも合理的な答えを出してくれるということで、徐々に人気になっていく。
ある男は小さい頃から母親の言う通りに生きてきたので、自分で選択するということが苦手だった。
なので、AIの登場に、男は大いに喜んだ。
何をするにもAIに聞き、その通りに行動する。
すると、ミスすることも少なくなり、日々のストレスが軽減していく。
これに気を良くした男はドンドン、AIに依存していった。
だが、あるとき仕事でAIに聞いたのに、盛大に失敗して上司に怒られてしまう。
多大なストレスを受けた。
男は怒って、AIに「もう二度と俺に失敗させるな」と言った。
次の日。
男はビルの屋上へと向かった。
終わり。
■解説
男が死ねば、二度と失敗することはない。
つまり、AIは男にビルの屋上から飛び降りするように指示した。